買ってはいけない中古物件とは?見分け方や失敗しないための注意点と対策
中古物件の購入で失敗してしまうと修繕費がかかるなどのリスクがあります。失敗しないためには、買ってはいけない中古物件の見分け方を理解しておくことが...
「家を買うなら広い庭付きがいい!」そんな風に考えている方も多いでしょう。
庭があれば生活の充実度が上がるなどのメリットがあります。
しかし、庭がある事で管理の手間が必要などのデメリットもあるので、メリット・デメリット両方を比較することが大切です。
この記事では、庭付き中古物件のメリット・デメリット、購入する際の注意点について分かりやすく解説します。
目次
庭付き中古物件を購入するメリットには、以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
庭があれば、庭で趣味などを満喫できるだけでなく、景観の美しさを楽しんだり・陽当たりや風通しを確保しやすいなど生活の満足度を向上できます。
とはいえ、庭付きの戸建ての購入はそれなりの費用がかかります。
その点で、中古物件は新築に比較して庭を確保しつつ購入価格を抑えられるというメリットがあります。
固定金利住宅ローン「フラット35」を提供している住宅金融支援機構の「2023年度フラット35利用者調査」による住宅の種類別の所要資金は以下の通りです。
土地付注文住宅に比較して、中古戸建は半分ほどの資金で購入できていることが分かります。
とくに、都市部で庭付きの新築の購入となると高額な費用が予測できるでしょう。
その点、中古物件は庭付きであっても新築よりも費用を抑えられるというメリットがあります。
物件価格を抑えられれば、限られた予算でも家の選択肢が増えます。
価格を抑えた分、リフォームやインテリアなど別の部分にお金を割くこともしやすいでしょう。
庭があれば小さな子どもがいてものびのびと子育てしやすくなります。
芝部や遊具を設置すれば公園代わりとして庭遊びもしやすいでしょう。
庭でプールやバーベキューなどを楽しむ、野菜を子どもと育てて食育するという活用もできます。
車の往来の多い駐車場で遊ぶのは、安全面でもプライバシーの面でも不安があるものです。
庭であれば、フェンスや塀を設けることでプライバシーを確保しつつ、安全に楽しく過ごせます。
また、庭があることで近隣の家との距離を確保できるため、室内で子供が大声を出したり・走り回ったりしても近隣への騒音になりにくいでしょう。
周りを気にせず子どもを思いっきり遊ばせられるというのは、子育てするうえでは大きなメリットといえるでしょう。
庭をペットの遊び場として活用するケースも少なくありません。
ペットも庭でのびのび走り回れればストレス解消にもなるでしょう。
ペットの飼育以外にも、趣味のガーデニングやホームパーティーなどさまざまな楽しみ方が可能です。
家の価値は、建物と土地で決まります。
建物は経年劣化で減少しますが、土地は経年で価値は減少しません。
そのため、土地の割合が高い庭付きの物件は、築年数が古くなった際に全体(建物と土地)の資産価値が下がりにくいというメリットがあるのです。
庭付きの中古物件であれば、庭がある分土地が広くなり土地の価値を高くしやすくなります。
立地が良ければ、将来的な値上がりの期待もできるでしょう。
将来建物の価値がなくなっても広い土地があることで、建物を解体して新たな建物を建てる・土地として売却するといった選択肢も取りやすくなります。
庭付き中古物件にもデメリットがあるので、デメリットまで理解しておくことが大切です。
デメリットとしては以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
庭なしの中古物件に比べると庭付き中古物件は初期費用が高くなりがちです。
庭がある分土地が広くなり、購入価格も高くなってきます。
とくに、都市部など土地価格が高いエリアでは、庭の分価格も高額になってくるでしょう。
購入時や購入後に外構をリフォームする場合、土地面積の広くなる庭付きは外構費用も高くなってきます。
目隠しのためにブロックやフェンスを検討している方もいるでしょうが、面積が広い分設置費用も高くなる点は注意が必要です。
不動産を所有すると、毎年固定資産税が課税されます。
固定資産税は土地と建物それぞれに課税されるため、土地面積が広くなれば土地のかかる固定資産税も高くなります。
とくに、立地の良い場所で面積が広いと税額も高額になりやすいので注意が必要です。
また、地域によっては固定資産税と一緒に都市計画税も課税されます。
固定資産税・都市計画税は不動産を所有するうえで、大きなランニングコストの一つです。
固定資産税がいくらになるかまで確認したうえで、資金計画を立てるようにしましょう。
綺麗な庭を維持するには、それなりに手間と時間がかかります。
雑草が生えれば草むしり、落ち葉があればはき掃除などが必要でしょう。
大きな樹木を植える場合は、隣家に枝などが伸びるとトラブルの恐れもあるので小まめに手入れしなければなりません。
雑草やゴミなどを放置していると、見た目が悪いだけでなく害虫がわくといった恐れもあります。
仕事が忙しい中、庭の維持管理も必要となれば負担に感じやすくなるものです。
購入時にはガーデニングを楽しもうと意気込んでいても、徐々に管理の手間が負担になるケースは少なくないので注意しましょう。
さらに、庭の維持には肥料や土など費用もかかってきます。
購入後の維持費用まで考慮して資金計画を立てることが大切です。
庭付き中古物件を購入する際には、以下の点には注意しましょう。
庭でプールやバーベキューなどを楽しみたい・子どもを遊ばせたいと考えている方は、目の前の道路からの視線も事前に確認しておくことが大切です。
庭と道路の位置やフェンスなどの目隠しがない場合、道路から庭が丸見えになる可能性があります。
また、道路からの視線は問題なくても、隣の家から丸見えという可能性もあるので注意しましょう。
通行人や隣人の視線が気になると、せっかくの庭も楽しめません。
視線が気になる場合は、植栽や塀・フェンスなどの目隠しを検討しましょう。
この際、目隠しが高すぎるとプライバシーを保てても、圧迫感がある・陽当たりや風通しが悪くなる可能性もあるので、バランスを考量することも大切です。
境界線の曖昧な中古物件を購入すると、隣地の所有者と境界線を巡ってトラブルになる恐れがあります。
とくに、田舎や昔からある物件の場合、境界線があいまいというケースは少なくありません。
そのため、購入前に境界線が確定しているかを確認する必要があります。
近年は、境界を確定した状態で売却するケースが一般的です。
とはいえ、郊外や田舎では「境界と確定せずに取引」といった条件がつくケースも少なくないため注意しましょう。
売却時の境界線確定であれば、費用の負担が売主になるケースがほとんどです。
しかし、どちらの費用負担になるかの法的なルールはないため、最終的には交渉で決まります。
ただし、購入後に境界確定作業をするとなれば、買主の費用負担となるので注意しましょう。
最後に、庭付き中古物件に関するよくある質問をみていきましょう。
庭石が邪魔という場合は、撤去することになります。
ただし、撤去にも費用がかかるため業者に見積もりを取って検討するようにしましょう。
庭石は、それ自体に価値のあるものです。
可能であれば、庭石を活かした庭づくりをすると、費用を抑えつつ雰囲気のある庭を演出できるでしょう。
可能です。
庭付き中古物件でも、築年数が古い・立地条件が悪いといった物件は費用を押さえて購入できるでしょう。
ただし、状態が悪い物件の場合、価格を抑えられてもリフォームなどの費用がかかる可能性がある点は考慮しなければなりません。
庭でのバーベキューやガーデニング・子どもがのびのびと遊ぶ様子。
庭のある中古住宅なら、費用を抑えつつ庭のある生活を満喫できます。
しかし、庭付き中古住宅は、管理の手間がかかるなどのデメリットもあるので、本当に活用するか・維持し続けられるかまで考慮することが大切です。
また、購入する際には維持費用まで計画する境界線を調べるといった注意点も押さえておくと、購入後に後悔するのを防ぎやすくなるでしょう。
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鉄道を通じて地域の発展に貢献したいとの思いから、JR西日本に入社後、鉄道電気設備の維持・管理業務に携わる。
鉄道だけでなく幅広く地域の発展に貢献したいとの想いから、不動産の買取再販を行うこのびに参画。
鉄道業務で培った高い安全性・信頼性を自身の価値観とし、お客様との信頼関係構築を第一に、一人ひとりに寄り添った提案をすることを大切にしている。
このびでは営業・リフォーム・販売の経験を持ち、現在は事業統括・推進を行っている。
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子育て真っ盛りの1児の父。趣味はキャンプ。